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Diary : Sole / Lune / Terra / Caelum
※表紙は「キャラクター名(ジャンル名)」で統一して下さい。※
22: 河村拓哉
2025-12-28 11:35:05

> 2025/12/04 02:50

 その数字が少しずつ増えていくさまを眺めるしかできないんだけど、すごいなあと思う。僕らもあんなふうに、長く長く、言葉を交わしていけるといいな、と思ったりもする。これは努力義務じゃなくて願望。



 このひとたちまた喧嘩したみたいです。
 ……喧嘩というか、お話し合い、すり合わせ? いやでも、今回は僕が感情的に刺々しい言葉を吐いてしまった。反省会、定期開催してます。毎回、僕が凹む→伊沢がなんか言う→ウギャーとなる→二人で泣く、みたいな流れだよな。じゃあやっぱ悪いの僕じゃん。
 望むものをあげられない、って伊沢は良く言うけれど、僕が望むものって何なんだろう。ゆるされて際限なく求めてしまうのが怖い。ほしがって搾取してしまうのが怖い。いいよ、と言われてもどこまでいいのかわからない。ここまではゆるしたけどここから先はゆるしていない、と引かれた線の判断がつかない。これはきっと、僕の致命的な欠点だ。だからいつだって大事な人を傷つける。……繰り返したくないのにな。



 寒くて眠れない夜。ひとりでまあるくなっていた頃を思い出す。冷えた爪先を擦り合わせて、両手を身体の前に抱き込んで、息をひそめて長い夜をやり過ごす。初めて伊沢と出会った時もそうだった。ひとりきりの夜は長くて、ただぬくもりがほしかった。今は、伊沢の寝顔を眺めながら、もらった言葉たちをなぞっている。眠気の訪れない夜でも、大丈夫だと思えるようになった。明日もきっと伊沢は変わらずそばに居てくれて、けれどそれを当然のものだとは思いたくない。
 あの日の僕は、ひとりきりでも大丈夫になりたかったんだ。本当だよ。ひとりで、夜を越せるようにならなきゃ、って。それなのに伊沢は僕に体温を分けてくれる。分かち合ってくれる。そんなあなたが、どうか、どうか損なわれないように、どうか不幸になりませんように、僕の存在があなたを苦しめてしまわないように、と、遠い朝を待ちながら、夜な夜な祈っている。

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