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河村拓哉
2025-12-28 11:34:03
> 2025/11/27 21:56
喉の奥がぎゅっと締め付けられるような間隔。頭の中は思考がぐるぐると走り続けてるのに、ひとつも言葉にならない。鳩尾からゆっくりと冷えていって、息が苦しくなって、でも、答えなきゃ、何か答えなきゃ、答えを出さなきゃ、って。もともと、してほしいことを口に出すのは苦手だった。それがますます悪化している気がする。こんなにも萎縮してしまうなんて、僕自身、思ってなかった。
気を損ねるから、喧嘩になるから、理解できないと突き放されるから、口を噤んだ。絞り出した言葉さえも、ぽろぽろと床に落ちていくから、辛くて苦しかった。ほんの少し残っていた望みさえ、踏み潰されてしまった。
ささやかな願いを、何度も何度も自分で握り潰してしまったから、何も無くなっちゃったんだよ。自業自得だ。だから、どうしてほしい?って聞かれた時に、固まってしまう。溺れてしまいそうになる。伊沢はなんにも悪くない。僕が悪いんだ、全部全部。ちゃんとできなかったあの日の思い出たちが、僕の足首を掴んで離さない。日向へは行けないよ、また失敗するよ、と囁いている。
……でもさあ、よく考えたら、おまえはいつだって僕のこと、わかろうとしてくれるよな。わかることを諦めずにいてくれる。ごめんね、駄目な僕で。足がすくんでしまって、ごめん。
引っ越す時にこういうのを読み返すと、そのまま転記するのに少しだけ考える時間がある。もちろん、加筆修正したり削除したりなんて以ての外なのでそういうことがしたいわけじゃなく、これをあなたが書いた時より、今の方が幸せであって欲しいなあと願いながら、一文字ずつ噛み締めました。
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